過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
1- 20
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:20:49.06 ID:j48OEh5L0
お互い最後のポケモン。奇しくもレッドとサカキの考えは一致していた。

小細工一切なし、今自分の相棒が放てる最高の技で相手を葬り去る。

フシギバナの花の中心に光が集中する。ニドキングの角が緩やかに回転し始め空間を振動させる。

二匹とも、主の考えとシンクロしていた。

「フシギバナ!!」

「ニドキング!!」

お互いに手をかざす。勝利を信じて。

「ソーラー! ビームウウウ!!」

「つのドリル!」

フシギバナの大輪から放たれた煌々と輝く太陽の光。ニドキングは一歩も引かず、その光を超速回転する角で受け止める。

「行けええええ!!!」

「くっ!!」

ニドキングが角でソーラービームを受け止めながら、ゆっくりと一歩ずつ地面にヒビを作りながらフシギバナに近づいていく。その角でフシギバナを貫くために。

対して、フシギバナのソーラービームは輝きを増すばかりだった。ニドキングの角へと放たれるビームが時をおう毎に太さを増していく。

しかしニドキングもひるまない。角をさらに高速回転させて、放たれるソーラービームを拡散させる。拡散したビームが放射状に広がって部屋の壁、天井、窓、床を破壊していく。

「レッド!!」

ナツメがたまらず叫ぶ。このままではビルが持たない。

だが、遅かった。

「!?」

すさまじい轟音と共に、レッド達が立っていた床が大きく波打ち、ひび割れる間もなく完全に崩れ去る。天井も落ちてきた。

ニドキングへと向かっていたソーラービームの軌道が逸れてビルに風穴を開ける。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
439Res/432.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice