過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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[saga]
2014/08/31(日) 20:48:50.98 ID:iy+ifKHv0
「ギャラドス、はかいこうせん!」
「フシギバナ、ソーラービームゥ!」
ギャラドスの口腔、そしてフシギバナの花弁から発射される特大の光線。両者に向かって伸びる光線は中間で激突し、光溜まりをを作ってフィールドを揺さぶる。
「はっぱカッター!!」
ソーラービームを放つ花弁を囲む大葉、その大葉から無数のはっぱカッターがギャラドスの顔へと向かい、ギャラドスの目元に命中する。
たまらずギャラドスは悲鳴を上げ、はかいこうせんの放出が止む。その瞬間ギャラドスはソーラービームに吹き飛ばされ、受け身も取れずにフィールドに倒れ伏した。
『ギャラドス、戦闘不能!』
「行け、ハクリュー!」
「戻れ、フシギバナ。行けギャラドス!」
(ドラゴンタイプに小手先の技は通用しない。ならば、圧倒的な力で勝るのみ!)
レッドの対ドラゴンタイプ作戦は至ってシンプルだった。
「ギャラドス、れいとうビーム!」
「ぬう!? ギャラドスにれいとうビームだと!?」
ハクリューの体が氷で覆われ、ついに凍りづけになって動けなくなる。本来ワタルは氷タイプあいてにはギャラドスで対抗している。レッドの手持ちを見て力押しできると判断したのが甘かった。
続くワタルのハクリュー、プテラもギャラドスのれいとうビームで凍りづけにされてしまう。
(カンナ、シバ、キクコをほとんど一方的に屠った相手、俺も及ばないか……)
「だが、ただでは終わらん! 行け、カイリュー!」
降り立ったカイリュー、ひこうタイプとドラゴンタイプを合わせ持つため、れいとうビームを喰らえばひとたまりもない。
だが四天王筆頭としての挟持、ただで終わる訳にはいかない。カイリューは幼少よりワタルに付き従った相棒。
「ギャラドス、れいとうビーム!」
「カイリュー!」
カイリューが歯を食いしばり、ギャラドスのれいとうビームに真っ向から耐える。羽や腕が氷付き、顔もだんだんと青ざめていくが、決して膝は屈さない。
『おおっと!! カイリュー耐えたあ! 4倍の威力と化したれいとうビームを耐えるとは、なんて頑強さだあ!』
「カイリュー! はかいこうせん!!」
「グオオオオ!!」
カイリューの口から発したはかいこうせんがギャラドスを飲み込む。獅子奮迅の活躍を見せたギャラドスも、れいとうビームを耐える程の気概を見せたカイリューのはかいこうせんを耐えるには至らなかった。
「よくやったギャラドス、行けラッタ! でんこうせっか!」
ミリ単位で残ったカイリューのHPを、ラッタが素早く刈り取った。
「……見事だ!」
『勝者、挑戦者レッドオオオ!! チャンピオン挑戦権獲得ううううう!!!』
その歓声と共に、グリーンは待合スペースのソファーから立ち上がった。
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