過去ログ - 八幡「なあ雪ノ下。俺と」雪乃「ごめんなさいそれは無理。だけど――」
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2014/07/16(水) 20:02:12.78 ID:kjt7MoXK0

と、不意に暗闇の中から声がした。
小町がいつの間にか部屋の中にいたようだ。
ドアの開閉にすら気がつかなかった自分に少々あきれる。


「何度も何度も晩御飯って呼んでるのに真っ暗な部屋にこもって返事もしないお兄ちゃんなんて小町は知らない」

「こ、小町?」


小町は抑揚なく一気にまくしたてる。
……やべーぜこれは。
暗闇で全く見えないが、総統お怒りなのがわかる。総統ってなんだ、アドルフ・ヒットラーかよ。正しくは相当。

「すまん、ちょっと考え事をしててな……おっと」


弁解をしようと思って重い腰を上げると、何かを手のひらで感じた。
スマートフォンか。
つい癖で電源を入れる。日頃からメールチェックは欠かさないからな。
ちなみに、実際に連絡が入っている確率は1パーセントにも満たない。俺マジ健気。
突然の光明に顔をしかめつつも、やっとの思いで画面を確認する。


「……は?」

「なに?」


若干の明かりで小町の顔が見え、100点満点の笑顔が現れた。戸塚の次くらいに天使。戸塚は絶対に不動のナンバーワン。
……え?さっきの抑揚のないしゃべりの正体はその笑顔だったの?
もしかして陽乃さんの次くらいに恐ろしいんじゃない?
イギリスの番犬くらいなら軽く屈服させてしまいそうだ。




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