過去ログ - 八幡「なあ雪ノ下。俺と」雪乃「ごめんなさいそれは無理。だけど――」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/13(日) 20:27:03.58 ID:bUv+jJwJ0

「勘違いではないわ。それだけは確信してる」


……俺は何を動揺しているんだ。
勘違い。雪ノ下の俺への思いは勘違いでしかないんだ。
ちょっと優しくされただけで惚れてしまう、ボッチ特有の勘違い。
だから、これを真正面から受け止めては駄目だ。


「いや、違うな。それはお前の勘違いでしかない」

「っ、だから……!」


変わらぬ態度にしびれを切らしたのか、雪ノ下の語調が強くなる。


「ちょっと優しくされたからって勘違いしちまったんだよ、お前は。俺はあの程度なら誰に対してでもやるし、そもそもが誰かの為にやったことじゃないんだよ。気に入らないからやった、自分の好きなようにしたかった。ただ、それだけだ」

「……それの何がおかしいというの。優しくされて好きになって、それが駄目だというの?」

「ああ、駄目だ」

「なにが」

「すべてが」


雪ノ下の顔が険しいものとなる。
いつもの氷の目とは違う。何かに耐えているかのような、そんな顔だ。




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