過去ログ - 八幡「なあ雪ノ下。俺と」雪乃「ごめんなさいそれは無理。だけど――」
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[saga]
2014/07/13(日) 20:23:49.88 ID:bUv+jJwJ0
「比企谷くん」
雪ノ下が話を遮る。
「ちょっと待って。自慢を聞きたいわけではないのよ。話が脱線しすぎだと思うのだけれど。嫌なのであればそう言ってくれれば、私はそれで納得できるの。だから、結論を言ってちょうだい」
「結論から言ったじゃねぇか、勘違いだって」
「何を言っているのよ……勘違いって、いったい何が」
「お前が俺に、その……好意、を寄せていること。それ自体が勘違いだ」
好きとか恥ずかしくて言えなくて、結局詰まってってしまったが、それでも言うべきことは言った。
雪ノ下は友達がいない。
一応由比ヶ浜とは友達と呼べる関係なのだろうが、由比ヶ浜はあの通り残念な子だ。助けになることはほとんどないと思う。
なにせ、雪ノ下は完璧超人だからな。由比ヶ浜でなくとも、人の助けを必要とする場面なんてなかったはずだ。
つまり、助けられたり人を頼ったりといったことに慣れていない。
だから、そういった感謝の念やら何やらを恋愛感情と勘違いしてしまったということだ。
……思い起こされるのは中学時代のイマイマシイキオクうへへへへへへ。
「そんなことないわ。私は、あなたを慕っている。ええ、好きよ」
「っ……」
先ほどの動揺は影も残っていなかった。
いつもの強かな目で、雪ノ下はまっすぐにこちらを見ている。
それだけは確かだと、ゆるぎない事実であるとうったえるかのように。
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