27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 11:38:16.70 ID:TmyX6+Eao
男の声だ。
いかにも優男然とした気に食わない声。
聞き覚えがないこともない。
「なんだかひどいなあ」
ヘレナは足を止めて声の方向に視線を定めた。正面だ。
夜光の中に声の主と思われる影はなかったがやはり声はそこから聞こえた。
「ひさしぶり、ヘレナ」
「……ダン?」
それはもう何年も前に死別した夫の名前だった。
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