過去ログ - 続・スーパーカンタイロンパ2 -さよなら絶望鎮守府-
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◆jPpg5.obl6
[saga]
2014/11/06(木) 23:05:02.42 ID:DOSAROkw0
<再開>
天龍「響は・・・「超艦隊級の諜報員」だ」
と響にとっても天龍にとっても重要な転機となる答えが。
響「・・・スパシーバ。その答えである程度は掴めそうだよ」
響はゆっくりと顔をあげ、自分の推測を口にする。
響「私の記憶が消されたのは偶然じゃないとするとだ、君達には記憶を消す技術がある。そう仮定すれば体育館での状況と組み合わせて1つの可能性に導き出せるわけだ」
天龍「・・・可能性?」
響「ああ。君が青葉に言った言葉さ。「ちげぇよ。2年だ」ってのが事実ってことになる・・・」
吹雪が天龍の名を叫んだこと。
天龍の肯定と否定。
レッドヘアーの言葉。
様々な特異点が彼女の脳髄の1つの答えを導き出そうとしている。
響「皆の記憶が私と同じように消えているとは思えない。それでも記憶捜査が自在に可能だとするならば・・・モノクマが現れたのが入隊式の日って事実が揺らいでくるんだ」
響「それこそ君が言うように「私達は赤城を2年前から知っている可能性だってある」わけだ」
龍驤「つまり・・・どういうことなん?」
響「最初はガスか何かで眠らされていたと思っていた・・・。けどそう思わされていた可能性が高い。例えば2年間共に過ごした記憶が消えているのかもしれない。あるいはどこかの誰かの記憶を植え付けられた可能性もある・・・」
突飛押しも無い話をする響だが表情は真剣そのもので、肝心の言葉を天龍を見ながら吐き出す。
響「つまりね、「その程度の荒唐無稽な話なら、真実として考慮されるべきだ」と言うことさ」
静寂が保健室の空気を包む。そしてまた切り裂く。
響「材料を集めない限りは全ては想像に過ぎない。だからこそ君の話を聞きたいんだ、天龍。私はあのハッカーが話すことをそのまま鵜呑みにはしないよ」
響「それでも公平に・・・判断する。君が私を信じてくれたらだけどね」
淀みない声が彼女の揺るぎない信念を証明していた。
天龍「そう、だよな。響は・・・本当にそう言う奴なんだよな・・・」
半分独り言のように同じことをつぶやいた後、はっきりと響に言い放った。
天龍「そんなところがあるからあんたの記憶は念入りに消したんだろうな・・・」
響「・・・」
天龍「わかった、全部話そう。龍驤も・・・信じられないかもしれないけどよ、聞いてくれ」
吹雪をベットにちゃんと寝かしつけた後---機械的に語りだす。
絶望で世界を翻弄し、自らも絶望に弄ばれることに喜びを覚える一人の艦娘の生涯を。
2年前、あるいはもっと前から始まっていた「絶望」の計略を。
今、世界を支配しているのは「絶望」そのものであると言うことまで。
自分の知るすべてを出来る限り簡潔に吐き出した。
だからこそ、響の耳には予想を上回る荒唐無稽さとして響き渡ったのである。
天龍「それとお前は・・・」
響「知ってるさ。ロシアから派遣され、内情を偵察しているってことかい?」
天龍「そうだ」
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