過去ログ - 【安価&コンマ】新たな魔法使いが生まれた【仮面ライダーウィザード】
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283: ◆aGwfZTc7eA[sage]
2014/07/20(日) 01:06:44.70 ID:bDKx6sbh0
闇、何も見えない、闇の中……一人の男が目を覚ました。
男は手を動かす、何もない、何もない、今度は一歩ずつ歩いてみる、目覚めたての意識の中で歩き始める。

「……あれ?」

男は不思議に思う。 何故歩いた時に感じられる、理解できる情報が無いのだろうと?
そして、少しずつ気づいていく。 地を歩く感覚が無い、一歩、また一歩と歩いている感覚はあるのに、
宙に浮いている訳でもない坂道を上っているのでもない平らな道を歩いている訳でもない、
ただ自分の意思で歩けている事は解った。 自分の意思で、歩き、止まり、歩く、
両手を振りながら歩く、止まり、目を閉じる、舌を出す、首をゆっくりと回し、止まる。

「ふむ、怪我らしい怪我はない、五体満足っ。 体も軽い、健康的だなぁ、うん」

ゆっくりと、自分の事を知っていく……何とも面白い事だと男は思った。
自分の手は大きく肩幅もある、恐らく身長もかなり高いのだろう子供と言う事はなくなった。
体も鍛えているのだろう、贅肉らしき物は体中のどこにもない。

「私の体についてはこんな所かな、しかし、暗いなぁっ」

歩けど、歩けど真っ暗闇な光景だ、その事に男は少し詰まらなさを感じてしまう。
男はまた歩き始める、詰まらないのなら面白い、楽しい事を探せば良いと、
前向きに考えて――ちなみに服はきちんと来ている。
下着は勿論着用し、長ズボン、Yシャツ、ネクタイ、ジャケット、音が聞こえぬので判別は難しいが、
恐らく革靴を履いている。 良く思い出せないが、革靴を履いた感触は好みの様だ、不快感はない。
それと……一つ気になる物を所持していた、Yシャツの胸ポケットに入っていた――


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