過去ログ - 【安価&コンマ】新たな魔法使いが生まれた【仮面ライダーウィザード】
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◆aGwfZTc7eA
[sage]
2014/08/24(日) 23:14:39.20 ID:XU0jtD4M0
「くっ、くふふふふっ、あはははははははっ!」
「先峰さんっ! 冗談にしては酷すぎやしませんか!?」
「あははっ、ご、ごめんなさい。でも、普通信じないわよあんな冗談、よっぽど人が良い証拠かしらね? にしても色々と言われて来たの――」
「――――っ」
「身支度整えて来ま〜す」
守屋の様子の変化を察して、先峰は笑顔でテントの中へ戻った。 "そうしてください"と、力なく出た呟きは、半ば諦めから来ている、
彼女は、関係の浅い人間には刃の様な冷たささえ感じる美しさを見せるが、一度関係が深くなれば、先の印象など何処かへ行く。
しかも、自分の様に存分に頼っても最終的に許してしまったら、もう最後だ。 結果的に彼女の熱意的な行動に振り回され、
すぼら――だらけた生活態度に四苦八苦させられる。 しかし、悪い女性では無い、良い事は良い、悪い事は悪いと言える女性であり、
好感を持てる人だ……出来れば、魔宝石と指輪に全振りしている活力を普段の生活に回してほしいと、守屋は切に願った。
「はぁ――(もう少し、厳しく接するべきなんだろうか? しかし……う、むぅっ)」
「お待たせしま〜した、ん? どうしたの守屋さん、何か考え事?」
身支度を終えた先峰がテントから出てきた。 髪はキチンと整えた上でリボンを結んでおり、寝間着から半袖のYシャツ、
青のダウンジャケットに黒のジーンズに茶色のレザーブーツとラフな服装。 かく言う守屋も人の服装についてとやかく言えなかった。
本来ならSSL支給の制服か、スーツでこの旅に同行する筈だったのだが、「そんな堅苦しい服装は嫌」の一言で、
黒の革ジャン、白のタンクトップ、青のGパンにスニーカーと、これまたラフな服装に変えられてしまった。
今ではお気に入りの服装になっているが、とても娘や知り合いに見せるのは憚れる。
「いえ、何でもないですよ。 それじゃあ、ちょっと待っていてください」
「はいはい、パッとやっちゃって、ご飯にしましょう」
守屋はテントに入り、クルーザーから持ってきた二つのクーラーボックスの内一つと、タオル二つ、ケースに入っっている歯ブラシと歯磨き粉を
手に、テントから出て。片方のボックスにタオルを置き、目的のボックスの蓋を開いて、2Lの飲料水が入るペットボトルを取り出す。
保冷剤のお蔭で、其れほど温くはない。先峰が両手を合わせて御椀を作る、守屋がペットボトルの蓋を開き、その御椀に水を流し込んだ。
流れ込む水で先峰は顔を洗い、ボックスに置いたタオルを一つ手に取り、顔を拭いた。
「ふぃ〜い、じゃ、守屋さんの番ね。 やってあげる。」
「ええ、ありがとうございます」
守屋も同じ様に顔を洗い、もう片方のタオルで顔を拭く、お次は手を洗い、最後に歯を磨き、口を濯ぐ。
食事前のマナーも終わり、守屋は空のペットボトル等、道具を片づけてからペットボトルが入っていたボックスじゃない方の
ボックスの蓋を開き、守屋お手製のサンドウィッチを入れた細長いサンドウィッチボックスを二つ、
500mlのペットボトル(中身はスポーツドリンク)を取りだし、先峰に一つずつ手渡す。 クーラーボックス二つの蓋を閉め、
二人はボックスを椅子代わりにし、少し遅めの朝食を始めた。
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