9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/18(金) 23:27:40.78 ID:slAYMCr0O
にこ「ここからでも街の光があんなに小さく見える。空からはどんな風に見えてるんだろうね」
真姫「きっとちっぽけ過ぎて、何も映らないわよ」
にこ「そうかもね。でも」
真姫「……」
にこ「ニコからは真姫ちゃん、ハッキリ見えてるよ」
近距離から見上げるのじゃ格好がつかない為、握っていた手を離し数歩後ろに下がった
身長差があるとはいえ、少し距離をとれば目線は殆ど同じになる
──なんだ、いつもの真姫ちゃんだ
真姫「何なの……?」
にこ「ニコのこと、見える?」
真姫「はぁ……? 当たり前でしょ」
にこ「……きっとね」
にこ「真姫ちゃんがどんなに遠くへ行っても、その隣には必ずニコがいる。そう思うんだ」
真姫「何それ……、告白?」
にこ「さぁどうかしらね。でも、ニコの言葉信じてみない?」
夜空に向けて、腕を伸ばす
にこ「あの星が真姫ちゃん、そして向こうの星がニコ。隣同士でしょ?」
にこ「ニコと真姫ちゃんはお互いの為だけに輝いてるの。私はここにいるよって」
他の人間なんか、星なんか知ったこっちゃない。思うが儘に輝いてこそ星は美しいんだ
そんな自分勝手な想いを光に変えて、星達は今宵も夜空を埋め尽くす
にこ「こういう解釈はどう?」
真姫「……悪くないかも」
━━fin━━
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