2: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:13:26.79 ID:ejWaZZVNo
魔法少女基準で見ても相当に若い。
見た目は、どこにでもいそうな普通の小学生の女の子そのものだった。
この子はいったい、どんな女の子なんだろう?
「百江なぎさ。短い間ですが、よろしくなのです」
そう言って、百江なぎさはあどけない笑みを浮かべ、
わたしの頭上から、目と鼻の先に右手を垂らす。
握手を求めているらしい。
おずおずと宙に差し出した私の手を、百江なぎさが握る。
ぐるんぐるんと、繋がった二人の腕がその場をぎこちなく旋回した。
なんで回すのかしら?
困惑する私に、なぎさは子供っぽい笑顔をなおも投げかけつつ、
しかし粛々と決断的な口調で告げた。
「さあ、大仕事の始まりなのです」
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