過去ログ - ほむら「わたし」
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90: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 22:25:09.03 ID:+4t1wRMgo

 私はまず、人間的スケールに私を留める矮小な肉体を脱ぎ捨てた。

 中からゆらりと抜け出した影みたいに不定形な私は、短時間で肉体を人の姿に安定させる。

以下略



91: ◆2DegdJBwqI[sage]
2014/07/28(月) 22:29:15.86 ID:+4t1wRMgo
今日はここまで
こっから他の時間軸の世界のほむらに視点がとぶこともうないし、わかりやすくなるんじゃないかと、多分

あとすげえどうでもいいけどなんか気になったので変更

以下略



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/29(火) 02:47:52.93 ID:9qNNI3qeo
きっつ…これ黒歴史だわ


93: ◆2DegdJBwqI[sage]
2014/08/22(金) 14:44:55.49 ID:f9f35fI7o
>>72 九行目
×「いいえ、違う。私はあくまでまどかのの意志を尊重しようとしてるだけ。

○「いいえ、違う。私はあくまでまどかの意志を尊重しようとしてるだけ。

以下略



94: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:46:42.87 ID:f9f35fI7o
〜☆

 人払いされているかのごとく、不自然なまでに人影がない夜の街。
この世界の暁美ほむらが残した魔力の痕跡を、私はいま必死に追いかけていた。

以下略



95: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:48:26.77 ID:f9f35fI7o

 それでも私は、円環の理という役目を鹿目まどかに背負わせねばならない。

 でも、この世界の暁美ほむらにとっては違う。私とは決して相容れない。
ただ彼女がそう想うことは、悪いことなのだろうか?
以下略



96: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:50:02.71 ID:f9f35fI7o
〜☆

「ほむらちゃん、ほむらちゃん」

 声が聞こえる。視界は黒い。無様に失神していたらしい。
以下略



97: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:53:12.53 ID:f9f35fI7o

 鹿目まどかは唇を噛んだ。
涙を流しながら、視線をこちらの目にぶつけてくる彼女。

 強い目だと思った。
以下略



98: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:55:29.92 ID:f9f35fI7o
〜☆

 明るい色が満ちて、白いキラキラが舞う。
私がかつて、神にも等しく聖なる者となったまどかから、彼女のリボンを貰った異空間。

以下略



99: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:57:21.68 ID:f9f35fI7o

 世界のために。まどかは喜んで、人間としての自分の生を手放して、円環の理に復帰する。

彼女はそういう人間だ。

以下略



100: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:58:39.59 ID:f9f35fI7o

「だとしても、ほむらちゃんはほむらちゃんだよ。
魔法少女でも魔女でもなくなっても、どんな姿になっても、ほむらちゃんはほむらちゃん。
独りぼっちになったら絶対ダメだよ」

以下略



101: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:00:10.19 ID:f9f35fI7o

「そうね、私も貴女と一緒にいたい。そう思うわ。
 ……だけどね、まどか。私とあなたの一緒にいたいは多分、別の物よ」

 右手を弾くように動かして、目に見えないまどかが与えてくれる温もりを払いのける。
以下略



102: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:03:45.05 ID:f9f35fI7o
〜☆

「そんなこと考えても意味がないのです。なぎさたちは、この世界に長居すべき存在ではなかったのですから」

「どういうこと?」
以下略



103: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:05:43.05 ID:f9f35fI7o

「……見滝原の街に、これまでどれだけの影響が出ているの?」

「いいえ、実質的な影響はまだ出ていません。
増えた魔獣は片っ端からクララドールズ、それに使い魔が迅速に駆除していますから。
以下略



104: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:12:34.91 ID:f9f35fI7o
〜☆

 辺り一面砂漠が広がっていた。
風が砂を運び、大地に座り込む私の顔や服の表面、さらには服の中にまで余計なプレゼントを施していく。

以下略



105: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:16:53.69 ID:f9f35fI7o

「今の私は、人間の肉体に自分を押し込めていない。だってまどかがいないんだもの。
この状態の私とあなた、暁美ほむらって名前が一緒でも完全に別物よ? そんな心配するだけ無駄。
第一気になるなら、自分で死ねばいいじゃない。私には関係ないわ」

以下略



106: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:18:12.98 ID:f9f35fI7o

 私の足が止まった。彼女は首の向きを前へと戻しかけ、その寸前でもう一度こちらを見て言う。

「似合ってるじゃない、その赤いリボン。暁美ほむらが二人いることが気になるんだったら、あなたに貸すわ。
暁美ほむらって名前と、この世界での身分。あなたがこれから暁美ほむらとして生きればいい。
以下略



107: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:20:13.69 ID:f9f35fI7o

 ……じゃあ、見滝原に行くのだろうか?

 見滝原。百江なぎさや美樹さやかはいない。いないはずだ。
しかし、巴さんと佐倉さんはいる。二人とも生きている。
以下略



108: ◆2DegdJBwqI[sage]
2014/08/22(金) 15:21:59.25 ID:f9f35fI7o
予定してたお話の本筋が変わったわけでもないし
たかだかこの文量で約一ヶ月空くわけないのだけど、なかなか書く気湧かなかった
HTML化依頼してきます


109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/22(金) 19:13:16.82 ID:laYSgkrso



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/22(金) 20:37:38.61 ID:YqeIHh6JO
は?


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