51: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 01:09:30.11 ID:eOOBDl4/o
〜☆
ざらざらした砂嵐が舞っている。
空と雲は砂で濁っていて、太陽が赤と黄の混じった汚らしい色で遥か微かに火照っていた。
私は、砂の海に背中を浸し横たわって、それを見上げている。
指一本動かせない。ソウルジェムの濁りはもう限界だ。後は導きが来るのを待つばかりだった。
まどかのために、頑張った。また逢えるって、あの不思議な空間でお別れしたとき約束してくれたから。
それまではほむらちゃん、頑張ってねと彼女は言ってた。
だから私は身を粉にして、まどかの大切な世界を守ろうと、一人になっても最期まで魔獣と闘った。
そしてようやく、その時が来た。
待ちに待ったまどかが私の元へ降りてくる瞬間。
まどか、まどか、まどかっ……!
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