86: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 22:06:51.28 ID:+4t1wRMgo
今の私の消耗具合、魔法少女としての実力を考えれば、片方生き残るならマミさんの方が好ましい。
この角度なら後ろのマミさんには当たらない。もしくは用意に避けることができるだろう。
そして、あの大型魔獣が空けた包囲の穴を抜けて、魔法少女の輪に再合流。
そうすればマミさんは生き残るはずだ。
私は、マミさんを守れた。
マミさんと、私が契約すべきかどうかについて話した記憶。
マミさんと、ずっとコンビを組んで数々の魔獣を倒してきた記憶。
大ベテランと呼ばれるまでに続いた、長い私の魔法少女人生。
ああ、避けきれない。
魔獣の光線が、私の頭部を輪切りにしたのを最期にうっすら感じた気がした。
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