6:1[saga]
2014/07/21(月) 00:06:42.52 ID:TneoOa+X0
あずさ「あら……、こっちもこれからが良い所なんですよ?」
「…………これはまじないが籠められた飾りじゃ。 持ち主の願いを必ず叶える」
7:1[saga]
2014/07/21(月) 00:07:12.61 ID:TneoOa+X0
本当に大事な説明はここからだと付け加えて、釣られて私も身構えてしまう。
机の端にキセルを打ち付けて灰を地面へと落とす。 ちゃんと灰皿に捨てないとダメですよ。
「えぇか? その両耳でよーくお聞き。 この飾りは自然に切れるのを待たにゃいかん」
8:1[saga]
2014/07/21(月) 00:07:47.45 ID:TneoOa+X0
手をぽんっと叩くと、それを合図と受け取ったかのように、頬杖をついていたお婆さんはガクッと体を落とし、
何度目かの呆れた顔を向けて、何度目かのため息を吐きました。
「…………大体解ったとは言ったが、ここまでとはの……。 まぁ、理解できてないわけでも無さそうじゃからえぇわい」
9:1[saga]
2014/07/21(月) 00:08:18.65 ID:TneoOa+X0
あずさ「……、という事は、常日頃望んでいるものが…………」
「そうじゃ。 常日頃望むもの、その中でも一番強く想っているものが叶えられる。
故に、意中の殿方と添い遂げたい、という物よりも強い願望があれば、そちらが優先される」
10:1[saga]
2014/07/21(月) 00:08:47.02 ID:TneoOa+X0
・ ・ ・ ・ ・
あずさ「……なんて事があったんですよ〜」
11:1[saga]
2014/07/21(月) 00:09:25.64 ID:TneoOa+X0
P「絶対に願いを叶える、かぁ。 正に夢のようだなぁ」
小鳥「私は逆に、願いが決まらなくて困っちゃいそうです」
12:1[saga]
2014/07/21(月) 00:10:02.94 ID:TneoOa+X0
あずさ「プロデューサー、さん…………」
小鳥「あ……、そうですよね。 ごめんなさい」
13:1[saga]
2014/07/21(月) 00:11:03.98 ID:TneoOa+X0
小鳥「あっ、プロデューサーさん。 そろそろ……」
P「……ん、あぁ本当だ。 じゃああずささん、行きましょうか」
14:1[saga]
2014/07/21(月) 00:11:33.13 ID:TneoOa+X0
P「んー……、結構熱いような……」
あずさ「だ、大丈夫ですっ!」
15:1[saga]
2014/07/21(月) 00:12:12.09 ID:TneoOa+X0
・ ・ ・ ・ ・
車に揺れること数十分。 郊外よりももう少し外に、いわゆる山地まで。
46Res/32.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。