8:1[saga]
2014/07/21(月) 00:07:47.45 ID:TneoOa+X0
手をぽんっと叩くと、それを合図と受け取ったかのように、頬杖をついていたお婆さんはガクッと体を落とし、
何度目かの呆れた顔を向けて、何度目かのため息を吐きました。
「…………大体解ったとは言ったが、ここまでとはの……。 まぁ、理解できてないわけでも無さそうじゃからえぇわい」
9:1[saga]
2014/07/21(月) 00:08:18.65 ID:TneoOa+X0
あずさ「……、という事は、常日頃望んでいるものが…………」
「そうじゃ。 常日頃望むもの、その中でも一番強く想っているものが叶えられる。
故に、意中の殿方と添い遂げたい、という物よりも強い願望があれば、そちらが優先される」
10:1[saga]
2014/07/21(月) 00:08:47.02 ID:TneoOa+X0
・ ・ ・ ・ ・
あずさ「……なんて事があったんですよ〜」
11:1[saga]
2014/07/21(月) 00:09:25.64 ID:TneoOa+X0
P「絶対に願いを叶える、かぁ。 正に夢のようだなぁ」
小鳥「私は逆に、願いが決まらなくて困っちゃいそうです」
12:1[saga]
2014/07/21(月) 00:10:02.94 ID:TneoOa+X0
あずさ「プロデューサー、さん…………」
小鳥「あ……、そうですよね。 ごめんなさい」
13:1[saga]
2014/07/21(月) 00:11:03.98 ID:TneoOa+X0
小鳥「あっ、プロデューサーさん。 そろそろ……」
P「……ん、あぁ本当だ。 じゃああずささん、行きましょうか」
14:1[saga]
2014/07/21(月) 00:11:33.13 ID:TneoOa+X0
P「んー……、結構熱いような……」
あずさ「だ、大丈夫ですっ!」
15:1[saga]
2014/07/21(月) 00:12:12.09 ID:TneoOa+X0
・ ・ ・ ・ ・
車に揺れること数十分。 郊外よりももう少し外に、いわゆる山地まで。
16:1[saga]
2014/07/21(月) 00:12:45.98 ID:TneoOa+X0
P「えぇ、今回は特に場所込みの撮影じゃないので、近場の森になりましたけど、やろうと思えば出来るハズです」
「あずささんの魅力を輝かせる為なら、屋久島での撮影なんて朝飯前ですよ」
17:1[saga]
2014/07/21(月) 00:13:36.94 ID:TneoOa+X0
あずさ「い、い伊織ちゃん!!」
P「べ、別に伊織の事を放ったらかしにしてるわけじゃ」
18:1[saga]
2014/07/21(月) 00:14:24.05 ID:TneoOa+X0
伊織「………………、冗談よじょーだん。 もう、本気にしないでよね」
鼻を鳴らすと、ウサギちゃんを抱いてそっぽを向く伊織ちゃん。
良く見ると耳の部分がほんのり赤い、もしかして……。
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