105: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/07(木) 22:40:13.45 ID:+UbDGApgo
――――――
Side-魅音
圭一「……魅音、そろそろ行かないか?」
魅音「ま、待って、もう少しだけ」
圭一「………」
これで、何度目のやり取りだろうか。
試合を見学し始めてから一時間近くが経過した頃から、圭ちゃんはあたしにそう提案し始めていた。
……別に、その提案を断る理由なんて何もなかったのだが、いざとなるとなんだかものすごく気恥ずかしくなるのだ。
見学に来る前までの空気なら、最初に提案された時に頷いていたと思うんだけど……。
魅音(う〜〜〜……今二人っきりになったら、どんな話をしたらいいのかわからないよぅ……)
さっきの圭ちゃんの言葉で、圭ちゃんも今日二人で出掛けるというのをそれなりに大事に考えてくれているのがわかった。
多分圭ちゃんの事だから、それ以上の意味なんてないと思うけど……それでも、色々と考えてしまうのがあたしの性分だ。
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