205: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/09/02(火) 08:14:27.87 ID:6J3xB/2co
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夏休みに入った、ある日の事。
俺は、興宮のゲーム屋へと足を運んでいた。
別にこれと言った用事があったわけではなかったのだが、ある日を境にここに来るのが癖になっていたのだった。
ある日とは……まあ、そんなのは些細な問題だろう。
今重要なのは、ここで店主から見せてもらう事になるものだ。
店主「やあ、いらっしゃい圭一くん」
圭一「こんにちは、店長さん」
店主「そろそろ来るかなと思っていたよ。実はね、キミに見せたいものがあったんだ」
圭一「俺に?」
この人は、ゲーム屋を営んではいるのだが、それとは別に自身の趣味で色々なものを入荷している。
その中には意図的に割られた形跡のある石や、羽根の形をしたペンダント等々、よく言えば神秘的、悪く言えば怪しげなモノも多々あった。
基本的にそれらは店に並べることはなく、自身のコレクションにしているようだったが、俺がここへ来る事が多くなって仲良くなってからは、それらを見せては楽しい話を聞かせてくれるようになった。
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