過去ログ - 上条・士道「「とある緋弾のソードアート・ライブ」」キリト・キンジ「「その1」」
1- 20
954: ◆3LA52.EM5g[saga]
2015/10/05(月) 23:55:58.13 ID:NrOiRtbl0

アリア「可能性としてはここに自分たちに影響を及ぼす何かがあることに対する先制攻撃、もしくはそれを手に入れるため……あと私怨かしら」

黒子「私怨?どういうことですの?」

 わざわざ病院を襲う理由だが、黒子には皆目検討もつかなかった。唯一言うならば、この病院の建物内に特別な何かがあり、それを恐れてか手に入れるためかは分からないが、攻撃を加えているという理由は思い浮かんだ。

 噂には聞いたことがある。この病院には凄腕の医者がいて、学園都市の医療技術のみに頼らず、純粋な自身の技術のみで様々な患者の難病、致命傷を治しているということを。ここまで戦力をかける必要性は見当たらないが、あるいは彼を狙っての犯行かもしれない。

 だから、いきなり私怨という理由を聞いても、ピンとこなかったのだ。

アリア「やつらを操っている……まあ今は黒幕とでも呼んでおきましょう……黒幕がこの病院、それかこの病院に入院している患者その親族に怨みを持っていた場合のことよ。ただでさえここは凄腕の医者がいるんでしょう?集まる患者も様々なはずよ」

 黒子は納得した。

 だが同時に疑問も抱いた。それは

アリア「けどそれだとこの学園都市にてテロ行為を行っている連中の動きの統合性が立たないのよね……」

 つまりはそういうことだ。

 現在学園都市の各所では様々な形でテロ行為が行われている。それらが同じ一派によるものだということは、黒子やアリアもバードウェイやエツァリを通して聴いていた。もし一派の黒幕がこの病院の医師にせよ患者にせよ恨みを持っているなら、ここに戦力を集中させるはずだ。

 他の場所で起きている騒動が、警備員や風紀委員を分散させるための物なら辻褄は合っただろう。だが、そうではない。ここに費やさせている戦力と同じものが、あるいは学舎の園に、あるいは学園都市統括理事長のいる窓のないビルに、またあるいは別の場所に向けられているのだ。明らかに彼らの目的が様々な形に分散していることが分かる。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
969Res/823.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice