過去ログ - 上条・士道「「とある緋弾のソードアート・ライブ」」キリト・キンジ「「その1」」
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962: ◆3LA52.EM5g[saga]
2015/10/08(木) 22:50:27.36 ID:tQU15tEG0

不知火「……まぁ、襲撃者の目的が復讐とは限りません。思い込みはいけないと思いますよ」

武藤「どっちでもいいだろ、そんなもん。俺たちはここに危害を加えに来る連中を逮捕する。それだけはっきりすれば十分だ」

 アリア達の言葉に冷静な返し方をする不知火と、それとは対照的にまるで脳筋のようなことを言う武藤。なんにせよここにいるメンバーの意思は皆同じだ。

美琴「問題は敵の戦力ね……。あのゾンビみたいな奴らどうにかならないの?」

バードウェイ「元々敵側に雇われた『プライベーティア』とかいう連中を科学的な何かで強化した兵らしいが、あの動き方を見るにどうやら思考能力を奪われているな。都合のいい手駒になってるに違いない」

あかり「それって操られてるってことですか?」

マーク「彼らとて、今回のような騒動を承知……いえ、今回のような騒動を起こすことを望んで参加したものたちです。中には殺人欲求や快楽を満たすために彼らの申し出を受けたのも、事前調査では分かっています」

麒麟「同情の余地なし……ってことですの?」

パトラ「そうぢゃ。遠慮はいらん」

 それに美琴が反応したのを、黒子は見逃さなかった。

カナ「こちらの戦力はここにいるメンバーで全員かしら?」

半蔵「あ、いや。エツァリとかいう胡散臭いのもが一人いる。確か妙な能力が使えたから、戦力にはなるはずだ」

黒子「エツァリ?アステカ文明の料理の名前ですが……変な名前ですわね。南米の方ですの?」

半蔵「アステカ?いやあいつは日本人だったぞ?なぁ郭」

郭「はい。半蔵様の言う通り見た目は日本人です」

カナ「……まぁいいわ。戦力になるなら力を借りましょう。今彼は?」

アリア「そいつならここに知り合いがいるとかで……この病院にいるのは確かよ」

 「わかったわ」とうなづくカナ。この際レッサーは「アステカの魔術師までいるとは学園都市はホント魔境ですねー」と呟いていたが、それを聞いていた者はいない。

カナ「それじゃあそれぞれ分担しましょう。この病院は出入り口が多いから……まずは正面玄関を守る組。ここはできれば人数が多目の方がいいわね」

黄泉川「同感じゃん。目の前に二車線道路があるから大型の生物とかも入ってきやすい。ここはできれば重点的に防御を置きたいじゃん。ちなみに地下の駐車場の道路や他の入り口はシャッターで閉じたから大丈夫」

カナ「シャッターの厚さは?敵の戦力は未だに把握しきれてないわよ」

黄泉川「学園都市製の25pシャッターがそれぞれ4箇所に設置されてるじゃん。よほどの大火力を持ってこない限り破られることはない。この子みたいな超能力者が出張ってきたら一概ではないけど」

 黄泉川に指差された美琴や黒子。確かに彼女たちのような能力者の能力によってはシャッターが無力と化すこともあるかもしれない。

アリア「破られた時のために2、3人出入り口に待機していればいいと思う。能力者に対抗できる少数メンバーで対処すればいいと」

カナ「アリアのそれでいきましょう。それ以外だと……」

黄泉川「あとは屋上くらいか。一応ヘリポートもあるから、油断ならないじゃん」

ライカ「意外と防犯設備徹底してますねここ……」

 ライカの感嘆の言葉の通り、ここの防犯設備は学園都市内でも相当なものだ。中で何か事を起こされたら対処しきれないが、外からの攻撃に対しては中々の防御力を誇る。

黄泉川「元々、空間震の時に避難場所として機能するために作られたシェルターやシャッターがここにはある。近頃空間震はほぼ起きてないにも等しいじゃんが、ある意味おかげで助かったじゃん」

黒子「後は誰をどこに振り分けるかですが──」



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