過去ログ - 上条・士道「「とある緋弾のソードアート・ライブ」」キリト・キンジ「「その1」」
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963: ◆3LA52.EM5g[saga]
2015/10/08(木) 22:51:00.03 ID:tQU15tEG0

「……クソッ!クソッ!クソがァッ!!ようやくあの野郎がいる場所を見つけたってのに、またいいところで邪魔するのかよ超電磁砲んん!」

 しきりに何かを叩きつける音が、閉鎖された空間の中で響き渡る。部屋の主たる少年は、そこらの機材や机に八つ当たりを繰り返していた。機材の中にはデリケートなものもあり、手荒く使えば使い物にならなくなるものもある。が、そんなことは今少年にとってはどうでもいいことだった。

 目の前にあるいくつかのモニターの一つを凝視する少年。先ほど彼が操作する手駒の一つからもたらされた映像には、一人の少女の姿があった。幾度も巻き戻しと再生を繰り返しても、その顔に変化はない。

 超電磁砲。御坂美琴。少年の失脚の原因を作った憎き一人である。

「また……また僕の邪魔をするのかよお前はぁぁぁぁぁ!!」

 少年を止める者はいない。誰も制止する者がいないことをいいことに少年は次々に回りに暴力を振るう。少年の非力な拳や蹴りの音がしばらくした後、少年は対して動いたわけでもないのに肩で息をしながら、同時に笑い出した。

「……はぁ……はぁ…………く、ククク、ハハハハハハ!そうだ!そうだよ!今の僕には手駒がある!超電磁砲ですら敵わない手駒が!それさえ使えば………!……見返してやる!超電磁砲もあいつも、僕の邪魔をしたあの小娘2人も精神的にも社会的にも殺して、命乞いするまでボロボロにしてやるぅ!ハハ、ハハハハハハハハハハ!!」

 少年の歪みは、最早止まらない。彼の回りには、同じく歪んだ者しかいないのだから。

「僕を!この馬場芳郎の邪魔をした奴は全員!こいつらで潰してやるよォ!!」




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