13: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:47:34.24 ID:ZXrvAdcT0
「鳳翔さん」
「…提督」
「昨日のカレーの残りが確かありましたね」
「ええ」
「温めてもらえませんか」
「…わかりました」
反応を見るに、長門の事は知れ渡っているらしい。
ドタドタと足音が聞こえた。あまり聞かない、うるさくもあるがどこか間抜けな気もする足音だ。
「ぴゃあ」
酒匂が勢いよくドアから飛び出てきた。
「珍しいな、そんなに急いで」
「長門さんが沈んだって、本当なの」
「…」
「何とか言ってよ」
「ぴゃあ」
「ぴゅう」
「温まりましたよ」
「ありがとうございます」
「…司令ってば」
「ぴゃあ」
「ぴゅう」
僕はカレーを持って、後ろに酒匂をくっつけて少女のいる部屋へ歩き出した。
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