3: ◆YkC6iYZjHk[saga]
2014/07/24(木) 22:35:19.76 ID:OgCzGaUG0
照りつける太陽の中最も目立つ建物へと歩を進める。
飛行機から降りて僅か数分だというのに額に汗がにじむ。本土の季節は春。しかし赤道付近であるこの場所では常に常夏である。
興奮の為か僅かに服装の選択を間違えたことを内心悔みながらその建物の全容が見える場所へとたどり着く。
緑溢れる大地に対して不相応にならぬよう設計された南国風の木造3階建ての建物。気候も考慮されており風通しも良くさ
れている。
??「あれは・・・」
その建物の正面玄関であろう場所の日陰になっている所に青い袴をはいたサイドテールの女性が立っている。
これ以上彼女をこの気温の中室外に立たせるのは酷だと考え歩を早める。彼女は自分に気が付いたのか姿勢を正した。
大和「初めまして。大和型1番艦大和です。これから宜しくお願いいたします!」
彼女の前で敬礼をし挨拶をする。
加賀「此方こそ初めまして。南東方面第1鎮守府第2秘書艦空母加賀です」
怜悧さを感じさせる穏やかな声で加賀もまた答えた。
加賀「説明事項等があるので私についてきてください」
一刻も長く室外に居たくないのだろうか。加賀は事務的に大和にそう伝えると扉を開き内部へと足を進めていく。大和もまた加賀に続いて内部へと足を進めた。
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