35: ◆YkC6iYZjHk[saga]
2014/07/27(日) 21:29:17.62 ID:k1ViwbC00
大和「電さんには助かりました・・・あのまま後どれくらい拘束されるか不安で不安で」
大和が安堵の声を上げるのも無理はない。夕張の病気に1時間近く付き合わされていたからだ。
武蔵「夕張は艤装や兵装が絡むとアレだが彼女も極端に優秀だぞ。潜水艦狩りのエキスパートでありその無慈悲な戦い方から潜水スレイヤーというあだ名まで持っているし、メンテナンスの腕は体験した通り超一流だ。工廠妖精と比較しても何の遜色もない」
大和「改めてすごい所に来たんだなぁと実感します」
武蔵「そうだな。ここに来た艦娘の第1目標が彼女たちと比較しても見劣りしない事になる事も多いからな」
武蔵「さて!昼食を食べに行くか。久しぶりの砲撃で腹もすいただろう」
大和「そうですね。食べに行きましょう!」
意気揚々と食堂へ向かう2人。しかしその食堂で『事故』が起きたことをまだ知らない。
普段は艦娘で溢れている食堂だが本日は不気味なほど無人であった。
食べる者どころか調理するものすら居らず僅かに漂う異臭が緊急事態を知らせいる。
メニューが書かれている紙には上から塗りつぶすように『事故発生』という赤い字が大きくショドーされており恐るべき事態が発生したことを伝えている。
武蔵はそれですべてを悟り幸運を与えてくれた神に感謝した。食べられないのならまだ代替手段はあるからだ。
大和「これは一体・・・!」
見た瞬間にわかるほどの異常事態に大和が臨戦態勢に入る。
武蔵「大和。昼食の場所を変えよう。代金は私が出すから一刻も早くこの場から立ち去ろう」
大和「でも・・・」
武蔵「いいから」
武蔵はそう言うと大和の反応を待たずに踵を返し足早に移動し始めた。
大和は武蔵に申し訳ないと思いながらもこの不気味な空間に居たくない事に加え、この状況下での適切な行動選択ができないと自覚していたため武蔵について行った。
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