過去ログ - 桃子「ステルスモモで本領発揮しすぎたっすwwwwww」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/29(火) 00:45:56.02 ID:qDAi1Y6F0
「…桃子ちゃん」

「…東横桃子」

「…東横」

「…あはは。やばいっす。私のメンタル、壊れたかもしれないっす」

「ちょ、めっちゃ怪我してるし!見せてみろ、傷!」


鶴賀控え室横で、3人が私を見つけてくれたのは、その数十分後だった。

地獄のような数十分だった。場所が悪かった。移動するべきだった。

何度となく通る現鶴賀のレギュラーと加治木先輩と蒲原元部長。

多分、自分を見つけるために走り回っているのだろう。その表情から必死さは読み取れる。

何度となく飛びついた。何度となく叫んだ。私はここにいると。

けれども彼女の耳に私の声は届かない。彼女らに触れることはできない。

加治木先輩に5回ほど飛びついた後、私は全てを諦め薄ら笑いを浮かべながら走る彼女らを見つめ続けた。

自分が彼女らと過ごしてきた1年間は何だったのか?

こんなに近くにいるのに、どうして反応してくれないのか?

私が何をした?私が一体、どんな悪いことをしたというのか?

どうして、どうして。世界で一番大好きなあの人のために頑張ったのに。

どうして、どうして。世界で一番大好きなあの人に触れることすら出来ないのか?

頭の中で負の感情が渦を巻く。

…もう、どうでもいいや。


「んー。何てことないっすよ。5,6回床に叩きつけられただけっす。1回は頭強く打ちましたね。あはは」

「ばっ…。とにかく、傷の手当てを…」

「いらないっすよ。どうせ私、もう誰からも必要とされてないっすから」


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