過去ログ - 桃子「ステルスモモで本領発揮しすぎたっすwwwwww」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/29(火) 01:17:01.74 ID:qDAi1Y6F0
「モモちゃんの匂いは良い匂いだよ。安心して!」

「ホントっすか?この卵の匂いとかじゃないんすかね…?」

「今日も一緒にお風呂入ろうね。今日は卵焼きかー」

「見える人に無視された!?あと卵焼きじゃないっす!」

「モモと一緒に入るとお風呂が凄く良い匂いする。モモに拒否権なし。見えないけど卵焼き楽しみ」

「照姉も便乗!?…いやまぁ、変な匂いじゃなきゃいいんすけど…」


照姉の手にかかると、見えない私でもあしらわれてしまうのだから恐れ入る。

宮永家に居候した初日、咲から事情を聞いた照姉は私を快く受け入れてくれた。


『よし、じゃあさっそく実験しよう』

『へ?』


視認可能な咲の視点と、視認不可能な照姉の視点との間で私が絡むとどう違いが現れるのか。

私が行うドアの開閉。咲から見ると普通に見える。照姉から見るとドアすら動いていない。

私が持つ白紙の紙。そこにペンで文字を付け加える。照姉からするとそこに白紙は存在しないらしい。

ただ、ペンのインクの残量が減っているのだけは確認できたらしい。

私がかける電話。携帯を使って宮永家にかけても、どうも繋がらない。咲には繋がった。

私が送信するメール。照姉には届かない。こちらでは送信完了と出ているのに。咲には送れた。

だが、二つとも照姉から咲の携帯を見ると、そんなメールも着信履歴もないらしい。

私が作る料理。作ってる最中の姿は相変わらず見えないらしいが、完成品が出来ると照姉にもそれは見えるらしい。


『突然、もぐもぐ。ホットケーキが皿と共に。もぐ。出てくる感じ。おいしい』


ちなみに私がホットケーキを食べると


『ホットケーキの一部が消えた!』


視認できない者には、突然物が消えたように見えるらしい。

総括すると、私が絡む全ての事象は、視認できない者にとってもっとも自然な形で処理されるらしい。

ドアの開閉や電話やメール等や文字の加筆等は、無かったことにされてしまう。

が、実際に行ったことによる消化だけは結果として残ることになる。

ペンのインクが消えたという結果だけは残る。文字は視認されないようだが。

私が作ったホットケーキは、ホットケーキの材料を消化し、ホットケーキが出来上がったという結果だけが。

私が食べたホットケーキというのものは、ホットケーキが消えたという結果だけが。

ただ、この理屈だと、何故メールと電話も無かったことにされてしまうのか非常に不思議である。

恨むよ、神様。


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