315: ◆nv1kPr3aqINd[saga]
2014/09/15(月) 20:46:42.62 ID:rWHPqgck0
ことり「最近寒いね」
花陽「そうだねえ」
当たり障りのない会話で、沈黙が訪れるのを回避する。私も花陽ちゃんもあんまり長く話すタイプじゃないから、必然的に黙っている時間というものが存在する。他の人といる時は大体私はその人の話を聞いているだけだから、自分から話すことが見当たらない。私自身はその沈黙は嫌ではないんだけど、相手がどうかわからない。私はそれが不安で、沈黙は嫌いだ。
でも当たり障りのない会話なんて繋ぎとしては一瞬のものでしかない。何を話そうか、考えていると、花陽ちゃんが口を開いた。
花陽「私ね、凛ちゃん以外を部屋にあげたの……初めてなんだ」
ことり「あ、そうなんだ」
花陽ちゃんは枕に顔をうずめて足をバタバタさせる。
花陽「うぅ」
もしかして、恥ずかしがってるのかな。
ことり「でも、私で良かったのかな?」
花陽「え?」
ことり「いや、私が花陽ちゃんの部屋に来て良かったのかなって」
花陽「い、いいに決まってるよ!」
ことり「こ、怖いよ花陽ちゃん」
花陽「ごめん……」
ことり「でもどうして急に?」
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