11: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:06:21.84 ID:2maLLZ1n0
まず一切れを平らげ、付け合せのサラダへ手を伸ばす。
小さなフォークが付いているので、それで食べるということだろう。
こちらはサンドイッチとは違ってサニーレタスが入っていた。
そこにコーンや赤ピーマンが彩り豊かに盛りつけられている。
12: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:07:06.91 ID:2maLLZ1n0
あずさ「はむっ……んむっ……」
口の中でざくざくとした音が響く。
13: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:09:03.15 ID:2maLLZ1n0
表面はこんがりときつね色に焼けているため齧るとさくっと耳に触りの良い音が聞こえてくるが、それに反して中はふっくらとしている。
かつ、もちもちの食感が損なわれていない。
サンドイッチを飲み込み、そこへミルクティーをひと啜り。
色々な味の混じった口の中が、一つの味一色に塗り替えられる。
14: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:10:56.47 ID:2maLLZ1n0
目の前に置かれたそれは、丸いデニッシュパンの中央に、ソフトクリームのアイス部分がでかでかと乗っている。
その横にさくらんぼがちょこんと居座っていて、何となく愛くるしい。
一緒に運ばれてきたシロップをかけていただく物のようだ。
15: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:13:12.44 ID:2maLLZ1n0
あずさ「何だかアイドルみたい、ふふっ」
そうこうしている内にアイスはどんどん溶けていく。
迎えがいつ来るかも分からないので、すぐにスプーンを持つ。
16: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:13:43.97 ID:2maLLZ1n0
これだけでも充分に美味しいのだが、シロップの甘みが美味さに拍車をかけている。
スプーンを置いてフォークに持ち替え、側面を使ってデニッシュを切っていく。
あずさ「あ〜むっ……ん!?」
17: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:14:35.31 ID:2maLLZ1n0
溶けたアイスがデニッシュに絡み、また違った一面を見せたり、最後の一口は流石にアイスに冷やされて冷たくなっていたが、それでも美味しさは変わらなかった。
あずさ「ふぅ〜、ごちそうさまでした」
18: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:16:55.25 ID:2maLLZ1n0
アレだけのボリュームでこのお値段は、かなりお得なのではないだろうか。
お金を払い、お釣りを受け取った所で、店で作っている小さな焼き菓子が目に入った。
一つ手に取って、購入することにする。
19: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:18:38.31 ID:2maLLZ1n0
入ってきた時と同じく軽快な音を響かせてお店を後にする。
迎えに来てくれた音無さんに、お礼代わりに今買った焼き菓子を手渡すと、とても喜んでくれた。
道には迷ってしまったが、お陰で満足のいく昼食を摂ることが出来た。
20: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:20:01.98 ID:2maLLZ1n0
終わりです。
先日ちょっと小腹が空いた時に喫茶店で食べたら思いの外ボリュームが多くて食べきるのが大変でした。
少しでもお腹が空かせられたら幸いです。
21: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/31(木) 21:24:54.63 ID:2maLLZ1n0
「律子のグルメ」
「春香のグルメ」
「貴音のグルメ」
「響のグルメ」
25Res/12.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。