83: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/10/27(月) 22:38:53.66 ID:8iy2GdLTO
あとはトゥルーデの体を乾燥させないように注意してないと。
これ以上血が流れると失血性のショックを起こして危ない。
だから、『アレ』の出番だ。
私はダッフルバッグからアンプルケースを取り出し、その中から一番大きい100mlの注射器を手に取った。
84: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/10/27(月) 22:42:11.17 ID:8iy2GdLTO
今回はここまでです
大変お待たせしました……
年末までこんな感じの更新になる恐れがありますが
なんとか完結にはこぎ着けるつもりですので長い目で見守って下さい……
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/27(月) 23:01:31.03 ID:+Y+/j7C40
乙
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/28(火) 00:44:30.64 ID:gNOEAKtRo
追いついた
待ってます
87: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/10/28(火) 23:59:32.44 ID:ufIiEOCYO
来週にしようかと思ったけど最近SSの神が降りてきてる気がするので投下します
88: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/10/29(水) 00:00:02.58 ID:fPa8YZrmO
「よし……」
注射針に指をあてがって、右足首に上から下へ、慎重に針を突き刺す。う、と声が漏れてしまったけど、痛いのは一瞬だけだった。
この辺かな?
89: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/10/29(水) 00:00:52.89 ID:fPa8YZrmO
「ちくっとするよ」
「む」
ぐ……と筋肉を突き抜けて、トゥルーデの静脈に細い針が侵入した(多分)。
90: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/10/29(水) 00:01:45.74 ID:fPa8YZrmO
「トゥルーデ、どうかしたの?」
ドキドキしながらトゥルーデに訊ねると、トゥルーデは一言。
「血圧が……上がった気がする、な……」
91: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/10/29(水) 00:03:15.28 ID:fPa8YZrmO
「輸血すれば、血圧が上がるのは……当たり前だろ。摂生しなきゃ……とか、運動してるのか……とか、なんか、掛け合いがあるだろうが」
え? え?
どういうこと?
92: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/10/29(水) 00:05:46.66 ID:fPa8YZrmO
「……!」
トゥルーデは、自分がこんな状態になって、もう息をするのも楽じゃないだろうに、それでも私を気遣ってこんなことまで考えていたんだ。
いつもいつも迷惑をかけて、いろんなことで怒らせて、それでもトゥルーデは私を見捨てたりなんかしなかった。今だって自分より私の心配をして……
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