過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」佳織「チャンピオン……?」【安価】
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466: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/08/17(日) 20:08:21.23 ID:6NbBWUoBo

京太郎「最初は、可愛い娘だなとか、こんな娘と付き合えたらいいなとか」

京太郎「そういう、浮かれたことしか考えてなかったけど」

 我ながらあの頃の自分はなかなか最低な部類の人間だったと思う
 下心は下心で、もう少し隠す工夫をしろよと。問題はそこじゃないか

京太郎「真剣に腹を割って、今日まで付き合ってきて」

京太郎「心の底から、ちゃんと東横桃子という女の子が」

京太郎「その、……好きなんだって、思えるようになったんだ」

 まぁ、実のところ異性としての好意を自覚したのはずっと前で
 心の底に沈めたまま今日まで来ていたというのが、正しいのだが

京太郎「…………」

桃子『…………』

 お互いの息をする音だけが電波に乗って時間を支配する中で
 俺の焦りはどんどんその形を大きくしていく……
 返事はまた、急がなくてもいい。と、急に怖くなって
 つまりはヘタレてしまって、そう言おうとして――

桃子『わ、私も!』

桃子『京さんのこと、好きっす! 大好きっす!』

京太郎「…………」プルプル

 うわぁああああああぁぁああぁああぁああぁあぁ

 おわあぁあああぁああぁあぁぁぁああああぁぁぁ

 べえぇええええぇぇぇえぇええぇぇぇええええぇ

桃子『……京さん?』 

京太郎「ゆ……」

桃子『ゆ?』

京太郎「夢じゃ、ないんだよな……?」

 全然伸びない頬を引っ張って、ポツリと零す

 幻想とか白昼夢とか韜晦とかジョークじゃなくて――



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