過去ログ - 爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(前編)
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/02(土) 13:56:12.43 ID:96HB5R7+0

〜プロローグ〜


「うわっ! くっせぇ!」


個室で用を足していたら、外扉を開ける音とともに悲鳴が聞こえてきた。
しかめっ面が思い浮かぶような悲痛な叫び声である。

私は先ほど生み落とした自らの分身を見下ろした。
我ながら見事な一本グソだ。
かすかにフワフワと湯気がたっているのも見える。

爽(やっぱり、今回のうんこはレベル5か、それ以上の匂いを発しているみたいだな…)

私自身もこのうんこからは、実に濃厚で強力なスメルとコク、アロマを感じ取っていた。

脳ミソをトロけさすような芳醇な臭さである。

自分自身のうんこというものは、そんなに臭く感じないものだ。
それなのにこれだけ臭いということは、他人はさぞかし臭かろう。
悲鳴の声の主の気持ちも分からなくはない。

私だって、トイレに入った瞬間、自分の想定をはるかに上回るにほひに包まれたら、あんな風に叫ぶかもしれない。


しかしだ


あの声は、まちがいなく揺杏。
麻雀部の私の後輩で、物心ついた時からずっと付き合いのある無二の親友だ。

爽(あいつ、なんでこの階のトイレに…?)

音楽の授業かなんかで移動してる最中かな。

ともあれ、自分の分身をあからさまにけなされるのは、やはりいい気分ではない。
相手が揺杏なら尚更だ。
ここはひとつ言い返すべきだろう。

そう思った私は、

「うるせーんだよ! おめーのうんこの方がくせーだろうが!」

という思いをこめて、外によく聞こえるように ボフッ と一発、KKOをかましてやった。


※KKO…Karadaが浮き上がるほどKyouryokuなOnara




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