過去ログ - 【俺ガイル】 八幡「例えば、あり得たかもしれないそんな世界」
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7: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:40:50.52 ID:wtQIWKT/0

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くそっ。
小町とかーちゃんが無駄に話しかけてきたせいで、予定よりも家を出る時間が遅れちまったじゃないか。
教室に一番乗りできなかったらどうしてくれるんだ。

現在俺は、ぴかぴかの新車で疾走中である。
新車っつっても自転車だけどね。
頬を撫でる春風が非常に心地よく、心がぴょんぴょん……しないな。
ぶっゃけ、かなりドキドキしている。
はりきって早く学校へ行ったにも関わらず、誰とも会話できなかったらどうしよう。

そんなマイナス思考を振り払うべく、全力で自転車のペダルを漕ぐ。
普段は交通量の多い大通りだが、今は日曜日の早朝なため、車も人もほとんど見かけることはない。
だからか、数メートル先に停車している黒い車は妙な存在感と、……何やら嫌な雰囲気を纏っていた。

自転車を漕ぎ進めるにつれ、その車が徐々にはっきりと目視できるようになる。
この辺では滅多に見かけることのない、随分な高級車のようだ。

だが、しかし。
そんなことよりも、更に目を惹く光景が目の前には広がっていた。


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