過去ログ - とある幻想の一撃男(とある×ワンパンマン)
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:28:20.82 ID:g4FKKuxko
 本当に辛かったんだ! と崩れ落ちるように跪いた。
 悔しそうに地面を叩くと、地面にひびが入ると共にオフィスビルが小さく揺れた。
 それに煽られるようにインデックスの身体も踊る。ステイルはインデックスが無邪気に上条へじゃれ付いているのを見て、嫉妬が八割を占める怒りを露にした。

「と言うかインデックス、君は何をしているんだ! そんな男に何時までもくっついてたら駄目だろう!?」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:30:29.15 ID:g4FKKuxko
 かざした右手から、ずるりと無色透明の竜の頭が現れた。
 竜はその顎を大きく開け放ち、インデックスをパクリと飲み込む。いや、透明なので包み込んだと言った方が正しいだろうか。

 幻想殺しの効果はその竜にも宿っているらしく、歩く教会が甲高い音共に弾け飛んだ。

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:32:14.86 ID:g4FKKuxko
 ・ ・ ・

 上条家の朝は早い。夏の茹だるような暑さに目が覚めてしまうのも理由の一つだが、最近は何故か知らないが居候が出来たお陰でおなかがすいたと起こされると言うのが大きな理由だ。
 しかし今日、彼が早起きをせざるを得なかったのは、インデックスによる目覚ましではなく、インターホンからの呼び鈴であった。
 朝の五時に一体誰だよ、と無警戒にも眠気まなこで扉を開くと、そこにはいつぞやの魔術師の一人が居た。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:34:55.36 ID:g4FKKuxko
一先ず、これで1話目っぽいなにかが終わりました。
ハーメルンさんでのサブタイトルは「ウニ頭の一撃男とシスター少女」です。

ちょっとおなかすいたので朝ごはん食べたら二話目、 「ウニと超電磁砲と一方通行(1)」を投稿したいと思います。
誤字の指摘とか気になったこととかあったら参考にしたいので、よろしければ何か感想とかください(土下座)。


24:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:46:58.41 ID:g4FKKuxko
よくよく考えたらこんな時間に見てる人いるわけないか
とりあえず続きを書きます。

 ・ ・ ・

以下略



25:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:47:56.59 ID:g4FKKuxko
 神裂に対しては聖人や魔術に頼らないという意味合いも込めて、普通の服を着てもらうことにした。目のやりどころに困るというのが実の所なのだが。
 それはさておき、彼女の服を買いにセブンスミストに赴いた所で、御坂美琴と出くわしたりもして、何故かは知らないが絡まれた。

 神裂から貰った金を神裂の為に使おうとしているだけなのに、一見したら男が女に服をプレゼントしていると言う様相を呈しているのが性質の悪い所で、それが美琴の琴線に触れてしまったらしい。

以下略



26:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:48:38.66 ID:g4FKKuxko
 上条はこれ幸いにとばかりに外へと繰り出した。ヒーローでも彼は学生なのだ。遊びたい盛りなのだ。
 本来ならその欲求に従ってクラスメイトでも誘って遊びに行こうなどと考えていた。しかし、どうにも日が悪かったらしく残念ながら誰も付き合ってはくれなかった。

 とはいえ、一人でも出来る事は多い。何せ自身に課したトレーニングは、今もなお続けているのだから。
 パルクールだとかフリーランニングと言う言葉をご存知だろうか。これは走る・飛ぶ・登るといった移動動作で身体を鍛える方法である。
以下略



27:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:50:06.05 ID:g4FKKuxko
「…………」

 そうして日課を終えた上条は、つい先月に神裂と対峙した公園に居た。
 深い理由はない。たまたま辿り着いたのがこの公園だったのだ。

以下略



28:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:51:13.61 ID:g4FKKuxko
「は? だったら何でこの自販機使おうとしてんだよ。ひょっとして賽銭箱か何かなのか?」
「何言ってんの、そんなわけないじゃない。裏技があんのよ、お金入れなくてもジュースが出てくる裏技がね」

 そういって、美琴は小さく腰を落として上体を捻る。
 一体何が始まるんです? と上条が首を傾げていたのも束の間に、美琴は動き出した。
以下略



29:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:52:31.89 ID:g4FKKuxko
「それでさ、アンタ、一体何円飲まれた訳?」
 ヒィ、ヒィ、と息継ぎをしながら、美琴は問う。上条は一瞬のうちに考えた。絶対笑われる。言いたくない。
 それどころかこの女は写メってSNSなんかに投稿とかしそうだ。二千円札を飲まれた馬鹿はコイツです、みたいな。

 警戒心を最大限に引き上げて、上条はじりじりと後退した。
以下略



30:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:53:56.46 ID:g4FKKuxko
「何って、決まってるでしょ?」
 首を傾げた彼女の顔が、帯電している。
 まるで引き絞られた弓矢が、今か今かと放たれるのを待っているかのように。
「こうやって」
 取り戻す。そんな言葉が続いたのだろうが、バチバチ! と膨大な電気が自販機を中心に奔流した為に、彼女の言葉は中途半端に途絶えて聞こえた。
以下略



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