過去ログ - 京太郎「全国料理修行…え、麻雀じゃなくて?」【安価】
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224: ◆kMdoUJ39Cc[saga]
2014/10/12(日) 22:26:03.77 ID:Bge+FZpg0
京太郎「……ん?」

咏「おっ、なんかいいのがあったかい?」

人はとかく分かりやすいものを好むとかなんとか。その例に漏れなかったようで、俺の目に止まったのは『金』というありがたそうな文字。

つらつら横に流れていた目線が、しっかりと下を向く。なるほど、金目鯛か。いいじゃないか金目鯛。まだ旬じゃないにせよ、どことなくありがたい。

…お品書きの量も多いし、ここはコイツで決めておくべきだろう。

京太郎「金目鯛の煮付け、ってどうですかね」

咏「金目鯛か…旬はもうちょっと先だけど?」

京太郎「まあそうなんですけど…直感っていうか…ダメでした?」

咏「ん、まっさかぁ。お品書きにあるんだから、ダメなことは全く無いよん」

一枚板の重厚かつ大きなテーブルに、べたーっと顎を乗せる咏さんは子供みたいでなんか可愛い。

…若干現実逃避が混じってる感じもあるけどな。

咏「それじゃあ注文しようか。おーい、ちょっといいかなー」

京太郎「いやいや、大声出てないですし。どっかに呼び出しボタ…とか要らないんすね…」

全く声量が変わらない咏さんに少し呆れて、ファミレス的なボタンを探そうとするものの。どうやら無知の俺の知ったかぶりだったらしい。

咏さんが声をかけるだけで、フスマが開いて三つ指折った仲居さんが入って来るというありさまだ。マジで別世界じゃねーか!

咏「ま、来るまでちょいと時間が掛かるからね。なんか暇つぶしでもしよーか」

京太郎「はあ…つってもここでできることって…」

咏「そうだねえ、庭の散歩って手もあるけど、なんかしたいことある?」

したいことか…ううむ、チラッと見える首筋は結構いい線してるけど、いかんせん発育の具合がな。

ここはそうだな…

京太郎「……一応、料理の修業してるんですよ俺」

咏「ほーぅ、それはそれは。わざわざそう言うってことはソレナリの腕ってやつ?」

京太郎「むぅ…見てみます?」

咏「……ほーう、なかなかの自信家さんだねぃ。そんじゃ一つ見せてもらおうかな」



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