16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 22:31:46.31 ID:0Xe9k2eb0
ほむら「フフッ」
堪えきれず笑みを浮かべるほむらを不思議そうに眺めるアーチェ。
アーチェ「どうしたの?」
ほむら「いえ、なんでもないわ。これからよろしくね、アーチェさん」
そんなやり取りが終わった時、タイミングよく三人が部屋に戻ってきた。
クレス「ほむら、君に話があるんだけれど」
クレスが硬い表情で話しかけてきた。
ほむら(言い出しにくいってのが表情で丸わかり…、やっぱり優しい人なんでしょうね)
クレスが最初に部屋に入ってきたとき、何よりも先に体調を気遣ってくれたのを
ほむらは思い出していた。
ほむら「その前に、私からもお話があるのですが」
クレス「? なんだい?」
ほむら「私も貴方達の旅に連れて行ってもらえないかしら?」
クレス「…っ!」
ほむら(予想外、っていう反応じゃないわね)
クレス「…この旅はとても危険な旅だ。命の保証はできない…」
ほむら「理解しているつもりです。…それに命がけなんて今までもそうでした」
返答に迷っているクレスに構わず、ほむらは続ける。
ほむら「クラースさんが二人を連れて行ったのは説得のため、ってところですか?」
クラース「ふぅ…全て御見通しって訳か」
ほむら「クレスさんとミントさんは優しい人なのはなんとなくですがわかっていましたから」
クラース「おいおい、私は優しくないと言いたいのかな?」
大袈裟気味に肩をすくめるクラース。
ほむら「ふふっ、そんなことないですよ。このパーティの汚れ役を率先して担っているんでしょう?」
クラース「やれやれ…、大した子だよ全く」
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