過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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◆itPh.0zEvU
[saga]
2016/01/26(火) 21:36:32.13 ID:tX7rDgyN0
雪乃「こんにちは。今日はずいぶんと早いのね」
部室に来ると、まだ由比ヶ浜の姿はなく雪ノ下一人だった。
軽く挨拶をしてから定位置に座る。冷えきった椅子の冷たさが少しつらい。
八幡「小町に恐ろしい脅迫をされてな。遅くならないようにいつもより早めに家を出たんだよ」
雪乃「いい心がけね。ぜひその脅迫方法を教えてもらいたいわ」
八幡「やめろ、まじでやめてくれ。恐ろしすぎて脅迫した小町でさえ引いてたからな」
雪乃「余計気になるのだけれど……」
そう言いながら雪ノ下はティーポットに手を伸ばす。俺の湯呑みに紅茶を注ぎ、一瞬動きを止めてから由比ヶ浜のマグカップにも紅茶を注ぐ。
数秒して、外から足音。
結衣「やっはろー!」
雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」
マジでエスパーなんじゃねえのお前。
結衣「ヒッキーもやっはろー」
八幡「こんにちは、由比ヶ浜さん」
結衣「なんでゆきのんと同じ挨拶!?」
驚く由比ヶ浜をよそに、雪ノ下はマグカップと湯呑みを置き最後に俺のことを睨み付けて席に戻った。
え、めちゃくちゃ怖かったんですけど今の。
結衣「今日は晴れたね!昨日のどしゃ降りが嘘みたい!」
雪乃「そうね。昨日は雨風がひどくて帰るだけでも一苦労だったわ」
結衣「ヒッキーは自転車大丈夫だった?」
八幡「自転車?……あ、なんとか大丈夫だったぞ」
一瞬何を言われたのか分からなかったが、由比ヶ浜には自転車で帰ると言ったのを忘れていた。
つか偶然とはいえ今日由比ヶ浜より先に来て正解だったな。こいつがわざわざ自転車置き場まで行くとは思えないが、万が一にも見られてたら少し厄介なことになってたかもしれん。
由比ヶ浜は俺の返事に相づちをうち、そのまま雪ノ下との話に移った。深追いされなくて助かった……。
っていうか、明日で冬休み中の部活終わりなのに何もやることなさそうなんだけど……大丈夫なのそれ?そろそろ学校の偉い人たちに怒られるんじゃない?
俺の心配をよそに、結局何が起きるわけでもなく今日も部活は平和に終わった。怒られるのも時間の問題かもしれない。
途中、千葉県横断お悩み相談メールに『ワンカラー』とかいうやつから先輩に弄ばれたとかいう相談が来たりしたが……なにはともあれ平和に終わったのだ。終わったんです終わったと言ってください。
雪乃「鍵を返してくるから……由比ヶ浜さん」
結衣「うん、いつものとこで待ってるね……ヒッキーも」
八幡「え、いや俺は」
結衣「昨日三人一緒に帰るって約束したでしょ?」
八幡「ぐ……でも雪ノ下がいいって言わないだろ」
雪乃「私は構わないけれど」
な、なぜこんな時に限って罵倒の一つもなしに許可するんだよ。さっきのお悩み相談メールのときはあんなに俺を……いや思い出さないでおこう。
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