過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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894: ◆itPh.0zEvU[saga]
2016/04/03(日) 20:50:31.31 ID:RpLwwWSU0
大志「お兄さんって教えるのすごい上手いっすね」

八幡「褒めてもなにも出ないぞ、そしてお兄さんって呼ぶな」

以前、川崎姉弟と話をしたマックでドリンクを飲みながらちんまりと勉強会を開いていた。マックはハンバーガーやシェイクばかりが有名だがソフトクリームがうまいこともぜひ広めてほしい。

結果が出ないと嘆いていたが、思ったほど酷いものではない。だがあと一手、なにかが欲しいといったところだ。

確か、以前勉強会をしたときにモチベーションを上げるとかなんとかで志望理由の話をしたような記憶がある。

具体的な理由は聞かないままだったし……残りの一手をそれに託してみてもいいかもしれない。

八幡「……前に勉強会したときは結局聞けなかったんだが、お前の志望理由ってなに?」

大志「き、貴校の……」

八幡「そういうやつじゃなくて、本音の方だ」

そう聞くと、大志は気まずそうに視線を逸らす。なんかやましい理由なのだろうか。

八幡「話したくなきゃ別にいいが」

大志「そ、そうっすか」

八幡「小町がいるからとかじゃなけりゃな」

大志「……ばれてるっすね」

頬をポリポリとかきながら、大志は苦笑する。なんとなく言っただけだがどうやら大当りだったようだ。

八幡「なるほど、小町がいるから総武を目指すと……いい度胸じゃないかねキミ」

指を組み、どこぞのゲンドウさんのように渋い顔でにらみつける。声もできるだけ低くして迫力満点。相手が女子だったら通報されてるレベル。

大志「さ、最初は姉ちゃんがいるからだったんすよ!でも小町さんも行くって聞いてそれで!」

八幡「お前が総武目指そうが他のところ目指そうが邪魔する気はないが、小町に手を出すなら……分かってるな?」

大志「ほ、ほんとにシスコンっすね……」

脅迫のつもりがどん引かれている。こ、こんなはずじゃなかったのに……。

大志は外を見ながら少し悩んでいたが、覚悟を決めたように俺に向き直った。

大志「それでも諦めないっす」

まっすぐに、逃げ出す余地もないほどまっすぐに言われてしまい言葉に詰まる。ドリンクで喉を潤すが、何を言えばいいのか言葉が見つからない


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