過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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◆itPh.0zEvU
[saga]
2016/05/01(日) 20:53:09.37 ID:0Wnj0Qzk0
小町「あ、お兄ちゃんおは……よ……う……」
八幡「……ん」
翌朝、リビングに行った途端に小町がゾンビでも出たような顔をしてきた。頭が働かなすぎてその顔へのリアクションすら取れないままふらふらと椅子に座る。
小町「お兄ちゃん、どうせ昨日も雪乃さんとLINEしてたんでしょ」
八幡「ん……」
小町「……何時に寝たの?」
八幡「……寝るという言葉の定義にもよるな」
小町「うん、もういい」
俺の返事から何かを悟った小町が呆れたように言った。いや待てもしかしたら答えは違うかもしれないだろ。多分合ってるけど。
小町「えー、まあ寝るの遅いんだろうなーとは思ってたけど……えー」
八幡「なんだよ……」
小町「だってさ……つまりは雪乃さんも寝てないってことだよね」
八幡「さあな。寝ながら打つことだってできなくはないだろ」
小町「できないよ。頭大丈夫?」
冷静な声音で心配されてしまった。確かに言われてみればできないな。大丈夫じゃないかもしれん。
用意されていた朝ごはんをのろのろとした動きで口に詰め込む。その間も小町は腕を組みながら唸っていた。
八幡「さっきから……なんだ……よ……」
小町「ちょ、寝ないでお兄ちゃん!今日もどうせ朝からいちゃつくんでしょ!」
八幡「いちゃつ君?……誰だよ……」
小町「聞き間違い酷すぎだよ!?ほら起きて!」
小町に肩を揺すられて無理やり意識を引き戻される。っていうか何発が頬をはたかれたんだけど。小町ェ……。
その後も小町に揺すられはたかれ殴られなじられながら朝ごはんを済ませ、家を出る準備をする。……乱暴な妹に言いたいことはいっぱいあるが、こうでもしないと本気で寝てしまっていたかもしれないし何も言わないでおこう。
八幡「くぁ……あくびが止まらん……眠い……」
小町「それで自転車乗るの?」
八幡「昨日より家出る時間遅くなってるからな……さすがにこれ以上遅れるわけにはいかないだろ」
小町「気を付けてね」
八幡「ん」
出来るだけ早く身支度を終わらせ、外に出る。困った子でも見るような小町に手を振って、相変わらずな寒空の下を自転車で進んでいく。
肌を裂くような寒さはいまだぼんやりしていた俺の意識を徐々にはっきりとさせていく。しかし集中力や判断力はそうはいかない。意識とは違ってそのあたりは寝不足の影響が濃く出てしまう。
これはもう授業中寝るしかないな。俺は悪くない社会が悪い。あるいは二十四時間しかない一日が悪い。あと五時間くらい増えねえかな。
駐輪場に自転車を置いて急いでいつもの場所へ向かう。
いつもより少し時間が遅いせいか人が多いな。この前みたいに誰かが雪ノ下に話しかけてるなんてことがあるかもしれない。早く行かなければ、犠牲者を増やす前に。
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