31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/05(火) 02:15:54.89 ID:mOgxVG0AO
男「(しかしいざあって何を話せばいいんだ?)」
男友と別れ、そのまま自宅に帰って、自分の部屋にこもっていた。
女は、確かに特殊な存在だった。悪く言えば自分のために用意された異性。もちろん、俺はそんな風に思ったことはないし、立ちはだかる壁として見ていた。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/05(火) 02:45:59.09 ID:mOgxVG0AO
そんなこともあって、女に関することは本当はよく知らない。
男「(学校も同じで部活も同じ、接点は多いようであまりない)」
昨日今日の付き合いではないのに、そういう状態にあることを、今更ながら驚く。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/05(火) 02:53:37.67 ID:mOgxVG0AO
女『…もしもし?』
不機嫌そうというか、怪訝な様子の声が聞こえた。
男「俺だ」
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2014/08/05(火) 02:59:09.80 ID:mOgxVG0AO
男「ふぅ」
呼び出した後、どう待てばいいかわからず、とりあえず茶菓子やらいろいろ準備してみたり、汗臭いかもしれないと、風呂に入ったりしているうちに、予定の時間になっていた。
男「(落ち着かないな)」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/05(火) 03:21:26.18 ID:mOgxVG0AO
自室を出て、玄関に迎えにいくと。
男「」
女「お邪魔するぞ…、どうした?」
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2014/08/05(火) 03:31:58.80 ID:mOgxVG0AO
女「どうしてこんなに茶菓子があるんだ?」
男「人をあまり招いたことがなくてな、待ってる間準備してたらこうなった」
女「そ、そうか。うん、私は嬉しいぞ」
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2014/08/05(火) 03:42:55.42 ID:mOgxVG0AO
男「失礼なことを言っているのはわかってる。別に女を無視していたとかそんなんではなく、剣道を通してしか、お前を知らないと思ったんだ」
女「そ、そうか」
男「俺なりに親父さんの件は、女を知ってから出そうと思ってはいる。ただ、そもそも女が嫌なら――」
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/05(火) 03:50:20.19 ID:mOgxVG0AO
その後にしたのは、本当にただ話しただけ。好きなアーティストだとか、好きな食べ物とか、そんなことを聞いた。
そしてそのどれもが、俺には知らないことだった。
知っているのはそう、仕合う際のあの鋭い眼差しぐらいもの。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/05(火) 03:53:15.77 ID:mOgxVG0AO
よし眠い。続きはまた明日や。
ちなみに考えてた方向とは違う感じに物語が進んでて楽しい。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/05(火) 06:48:28.09 ID:oNFkdYDfO
おつ
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/05(火) 14:42:01.48 ID:+w03NqndO
期待待機
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