過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
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◆EWlGtrnu5g
[saga]
2014/08/11(月) 07:12:38.33 ID:N8TN+xoTo
「不思議な雰囲気の方ですね」
と、美樹さやかと鹿目まどかの親友である志筑仁美は感想を述べる。
しかし美樹さやかは感じていた。
不思議、というよりも何かもっと重大なことを知っているような
下手を打てば何かが破綻してしまうような。
薄暗い、どす黒い、そんな事実を暁美ほむらが知っているようでならなかった。
「ごめんなさい、緊張しすぎたみたいで…少し気分が…」
暁美ほむらはそう言っている。
確かに気分が悪そうだ。
疑う余地もないだろう。
しかしやはり美樹さやかはその完璧すぎる仕草にある種の違和感を覚えていた。
「えっ…」
鹿目まどかが思わず声を上げる。
「鹿目まどか…あなたがこのクラスの保健委員よね?保健室…連れていってもらえるかしら?」
やっぱり暁美ほむらは何かを隠している。
普通なら転校したての同年代の女の子にこんな気持ちを感じるなんてまともじゃないだろう。
だが美樹さやかはその根拠のない考えがどうしても捨てきれなかった。
(こいつ…どこかで…)
そんな馬鹿なことを考えているうちに流されやすい鹿目まどかは暁美ほむらへついて行ってしまった。
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