過去ログ - いろは「わたし、葉山先輩のことが…」葉山「…俺は彼の代わりにはなれない」
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[saga]
2014/08/05(火) 14:33:23.46 ID:VcNAZv+70
* * *
ディスティニーランドに行けとチケットを貰ったのはいいが、この4人と行くのはさすがにきつい。
「あの仲良し?3人と一緒に行けとか平塚先生もエグイこと言いますよねー」
雪ノ下さんが年パス持っててよかったーと思いつつ余ったチケットを握り歩く
向かう先は部活中の葉山がいるであろうグラウンド
「いやぁ。こんな賭けみたいなことするつもりなかったんだけどなー」
賭け。一色いろはのような計算高い人間は賭けるようなことは好まない
当然金の掛かったギャンブルではない
今回でいう賭けというのは、葉山にアタックするということだ
部活のかわいい後輩マネージャーとして葉山に近づいているのだが、彼は表面上では親しげにしつつも、
どこか1歩引いたとこにいるように思えた
そんな相手を遊び(あわよくばデート)に誘ってもやんわり断られるのが関だ
なぜ彼女がこんな攻勢に出たかと言えば…この間の出来事のせいだろう
奉仕部に寄った彼女が偶然にも聞いてしまった比企谷八幡の本音、願い
言葉数は少なかれどその思いはよく伝わってきた
いつも周りに好かれるために行動し、自分のイメージのために生きてきた彼女のこころを動かすには充分だった
そのことが今回の賭けにでた理由である
しかし今回はあくまで仕事としてのお願いだ。失敗してもダメージはない
それに奉仕部面々とは交友がある。勝算は高いように思える
心の中で大丈夫大丈夫と祈っていると目的の姿が目に入る
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