過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/08(金) 15:19:17.65 ID:hxj0TQd00
夕食が終わって、自分の家に帰ろうとしたら、伊藤さんに呼び止められた。

「今日のノルマ、明日のお昼にやる?」

「……あ」

腰に両手を当て、伊藤さんは人差し指を立てる。

「というか、やらないといけないからね」

「あーっと」

何か上手い言い訳を考えないと。

「うん?」

「明日さ、学校行く」

「ええ?!」

伊藤さんが後ずさる。

「そんな驚くこと?」

「ご、ごめんね。でも、大丈夫? 久しぶりだよね。それに、髪はどうしようか……」

おろおろと私の頭をポンポン撫でる。

「まあ、保健室に行かされるんじゃね?」

「むー……そうだ! 私のウイッグ貸してあげるよ。ちょっと、待っててね」

「え、いいって……あ」

小走りに、部屋へ向かう。
バカみたい。嘘に決まってるのに。学校行くなんて。
自分のことのように真剣に悩んで。


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