過去ログ - 由比ヶ浜「キス……しても、いい?」 八幡「なっ!?」
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◆EJ0MB3jlw2
[saga]
2014/08/20(水) 22:16:21.16 ID:2W6B+SHD0
俺は一体どうするべきなのか。
そんなこと、高校卒業が近づいた頃からずっと考え続けてきたことだ。
由比ヶ浜には俺以上に良い相手がいくらでも居る。
だから、別々の大学になったことを機に、想いが経ち切れるまで一度距離を取るべきだと……。
その時の俺は、勝手にそう思い込んだ。
だって、かけがえのない存在なんて怖いじゃないか。
それを失ってしまったら取り返しがつかないだなんて。
失敗することが許されないだなんて。
二度と手に入らないだなんて。
でも、今更距離を置いたところで、もう手遅れのようだ。
八幡「雪ノ下、ありがとな」
雪乃『っ! 急に気色の悪いことを言い出すのは止めなさい。通報するわよ』
八幡「まぁ、なんだ。今まで頭の中で思索したことなら数え切れない程あったが、たまには口に出してみるもんだと思ってな」
どうやら自分で思っている以上に、由比ヶ浜のことを深く考えていたらしい。
とっくに由比ヶ浜は俺の中で、かけがえのない存在になってしまっていたんだ。
八幡「おまえのおかげで、自分の気持ちに整理をつけることができた」
先程、俺は彼女のことを、普通の醜い人間であると断じた。
関係性を断ち切られるのは心が痛いと、そう感じた。
これ以上、彼女の好意に甘えたままではいられない。
ならば、既に解は出ているはずだ。
八幡「だから明日、俺の出した答えを、あいつに告げてくる」
まったく、我ながら本当に面倒臭い人間だと思う。
こんな自分も愛しているがな!
俺は数年間の時を経て、ようやく、由比ヶ浜と本当の意味で向き合えそうだ。
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