過去ログ - 由比ヶ浜「キス……しても、いい?」 八幡「なっ!?」
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412: ◆EJ0MB3jlw2[saga]
2014/08/23(土) 01:31:03.68 ID:632xIbsv0

結衣「せっかくセンス良いんだからさ、自分もお洒落してみたらいいのに」

八幡「別に俺はセンス良くねぇよ」

結衣「でもこれ、ヒッキーが選んでくれたんでしょ?」

八幡「あー……、それはその、あれだ。自分で自分のを選ぶのと、由比ヶ浜にならどんなのが似合いそうか考えるのじゃ、まるで違うだろ」

結衣「ふ〜ん、へぇ〜。自分のは無理でも、あたしに何が似合いそうかは分かるんだ?」エヘヘー

由比ヶ浜が、とても嬉しそうにはにかむ。
ってか俺、今日恥ずかしいこと言いすぎじゃね?

……しかもこれから、もっと恥ずかしいことを言わなければならないのだが。

結衣「それで、さっき話もあるって言ってたけど、……何?」

ふと、由比ヶ浜が笑みを引っ込め、神妙な面持ちになる。
期待半分、不安半分といった具合に、体をそわそわさせている。

俺はずっと由比ヶ浜を待たせ続けてきたのだから、こんな表情をさせてしまうのも当然だろう。

八幡「前に、俺の方から告白しておきながら、
『付き合うってのがどういうことなのか、まだよく分からないから、少し待っていてほしい』
……みたいなこと言ったの、覚えてるよな?」

結衣「……うん。答え、決めてくれたの?」

八幡「付き合うってのがどういうことなのかは、もう分かったつもりだ」
八幡「多分、ここ最近やってることは、恋人同士の関係とまんま変わらない……ような気がする」
八幡「そしてそのことを、喜ばしく感じている自分が居るのも事実だ」

結衣「じゃあ、じゃあさ! ちゃんと付き合ってくれるってことで──」

八幡「ちょっと待て。最後までちゃんと聞いてほしい」

結衣「……また、逃げたりしないよね?」

少し震えた声で、とても不安そうに問いかけてくる。
全部俺のせいだ。本当に申し訳ない。
だが、これ以上そんな思いをさせないためにも、ちゃんと話し合っておかなければならないことがある。




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