過去ログ - ダンガンライブ! 希望の学園と絶望のスクールアイドル
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/17(日) 05:32:49.38 ID:qt55avpxO
 個室の区画、電子生徒手帳に載るマップによるところの『寄宿舎エリア』は、薄暗い学園内とは打って変わって明るく清潔感のある場所であった。

 一瞬安堵を覚えたにこだったが、マップが示す個室のある廊下が一目見ただけで嫌気がさすほどに、悪趣味な赤色の光で照らされているのを見て僅かばかりの安息が消し飛んだことを悟った。

「こっちは結構明るいんやね。向こうの蛍光灯もこれと同じのに取り替えればええのに」
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/17(日) 05:50:31.42 ID:qt55avpxO
「ッ!」

 鼓膜を震わせるそれに、最初に反応したのは絵里だった。僅かに身を竦めはしたものの、すぐに悲鳴の発生源に当たりをつけ、そちらを睨みつける。

 絵里の視線の先にあったのは、大きな入り口だった。扉は無く、壁を切り取ったようにぽっかりと半円に穴が空いている。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/17(日) 06:13:57.37 ID:qt55avpxO
 食堂はマップに書かれていた通り、やたらと広く間を取られていた。室内を埋めるように設置された、一度に十数人は座れるであろう食事テーブルが数組あるが人のいないこの場所では、その光景が妙に寂しく見える。

 蛍光灯が照らす室内に、凛の姿はない。

 しかし、依然として悲痛な、嘆きのような叫びは聞こえたままである。
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/17(日) 06:35:04.70 ID:qt55avpxO





以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/17(日) 06:45:08.89 ID:qt55avpxO
本日から10日程用事があり、更新が途絶えます
26日の晩か27日の朝には更新再開します
更新再開してから8月中には一章を終わらせますので、ご容赦を


56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/17(日) 08:47:08.43 ID:8RXXLHSAO
どんなオシオキをされるのかが気になる
メンバーが9人だから最高四回までだけど


57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/17(日) 10:34:02.62 ID:z+dPMXwnO
4回目の殺人が起きたら犯人と二人きりだから推理の必要ないなw


58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2014/08/17(日) 18:38:39.25 ID:XQCyh/5uO

もうコロシアイ発生したかと焦ったぜ…
実際起こるとしたら、4日目以降かな?


59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/29(金) 04:01:05.08 ID:OEqsHjtL0
 かくも憐れな凛達に惑わされながらも、慰めているうちに泣き疲れて眠っていたのか、目を腫らした花陽がやってくる。腹が空いたのか穂乃果達も続々馳せ参上し、数十分の後には食堂の一テーブルに全員が座ることとなった。

「どうしよっか」

 テーブルに着いて最初に口を開いたのは穂乃果だ。
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/29(金) 04:14:02.89 ID:OEqsHjtL0
「あー……皆、そんなに心配せんでええで」

 皆の沈鬱な様相に息苦しさを感じたのか、希が先程の予想を話し出す。それは確かに予想に過ぎなかったのだが、絶望に浸された皆には希望に映ったようで僅かに元気を取り戻すのが分かった。

「凛ちゃんもああ言ってるし、ご飯にしよっ」
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/29(金) 04:27:41.83 ID:OEqsHjtL0
 しばらくメンバー達は雑談に興じ、待つこと三十分程でことりが大皿に乗った野菜炒めを運んでくる。

「ことりちゃん、ご飯は……」

「ごめんね花陽ちゃん、流石にお米を炊く時間はなかったの。代わりに、今日はこれでお願い」
以下略



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