過去ログ - 【艦これ】「私は深い海の底から貴方を想い続ける」
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2014/08/09(土) 22:04:52.48 ID:mnt4/+5ao
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2014/08/09(土) 22:05:26.02 ID:mnt4/+5ao
航海記録、帝歴×××年○○月△△日
そろそろ燃料も底が見えてきた。
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2014/08/09(土) 22:05:54.14 ID:mnt4/+5ao
私たちの提督は最低だった。
最低の男だった。
彼にとって私たちは、代替可能な「力」であり、「女」だった。
戦果を挙げるためには、艦娘の犠牲がどれほどのものであろうと彼には関係なかった。
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2014/08/09(土) 22:06:37.20 ID:mnt4/+5ao
それでも、私たちの鎮守府はそこしかなかった。
私たちは戦った。
深海棲艦と戦い、遠征を繰り返し、修繕し、改修し、開発し、レベルを上げた。
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2014/08/09(土) 22:07:19.12 ID:mnt4/+5ao
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2014/08/09(土) 22:07:51.15 ID:mnt4/+5ao
叢雲、天龍、電、雷の四人は順調に遠征を終え、鎮守府への帰路を急いでいた。
この遠征を何度もこなしているという叢雲は、海流を利用した近道を三人に案内している。
「叢雲、この海路で本当にあってるのか?」
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2014/08/09(土) 22:08:18.68 ID:mnt4/+5ao
「よし、俺についてこい」
「だからアンタじゃなくて、私だって。なんでアンタが偉そうなの」
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2014/08/09(土) 22:08:45.61 ID:mnt4/+5ao
「龍田さんから言われてるのよ」
「何を」
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2014/08/09(土) 22:09:13.45 ID:mnt4/+5ao
「道案内は任せる」
「ええ、この電探で……」
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2014/08/09(土) 22:09:49.48 ID:mnt4/+5ao
「待って、かなり弱い反応よ。しかも、深海棲艦じゃなくて艦娘」
「弱いって、遠いんじゃないのか?」
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2014/08/09(土) 22:10:19.04 ID:mnt4/+5ao
天龍は電の視線を感じ、うなずいた。
「救助に向かう。叢雲、詳しい座標を」
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