42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/10(日) 17:10:11.96 ID:PqSllGERo
茶色のくすんだプランターには
ひらがな混じりの幼い文字で学年と名前、
まだ少し濡れた土からは
緑色の太い茎が青空を撃ち抜くいきおいで伸びていて、
てっぺんには図鑑で見慣れたはずの黄色い花びらが
太陽みたいに輝いてみえる。
触れるのもおこがましいほど堂々とした立ち姿、
そこにミツバチが二匹、ふらふらと誘われる。
この子と居たせいだろうか、
放課後部活終わり、
彼女が弓道部の後輩たちに囲まれる姿を思い出した。
「やっぱり、ヒマワリは絵里ですね」
隣の海未がそう言った。
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