過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2014/12/10(水) 00:57:46.31 ID:BxP+KQwa0
八幡「なぁ、奈緒よ」
奈緒「ん」
呼びかけに応じるも、顔は背けたまんま。
どっちかと言うと拗ねているように見える。
八幡「俺は、もう自分を許した」
俺にこんな事を言う資格は無いのかもしれない。
けどそれでも、少しでも彼女の肩の荷を降ろしてやりたいから。
八幡「だから、お前も許してやってくんねーか。お前のことをよ」
積もった悲しみを、減らせるようにと。
俺は、言葉を紡ぐ。
奈緒「…………」
奈緒は背けていた顔を戻し、チラッと一瞬俺の顔を見て、目を伏せ、そして落ち着き無く視線を彷徨わせる。
なんつーか、奈緒らしさをまた見た気がした。
奈緒「……はぁ、分かったよ。あー……アタシも、自分の事を許してみようと…思う」
そして、いつもの勝ち気な笑顔で、俺に言う。
奈緒「けど、やっぱお前は許してやんねぇ。お前がプロデューサーじゃないなんて、アタシは認めねぇよ」
言葉とは裏腹に、その表情は溌剌していて、どこか元気を貰える笑顔だった。
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