6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/13(水) 22:19:28.72 ID:Gm5y04qy0
扉に手をかけると何の抵抗も無く開いた。まだ早い時間だが、誰か既に来ているようだ。
ちひろさんだろうか。誰にせよもう人が居るなら、室内はクーラーですっかり冷やされている事だろう。
汗を拭い続けたハンカチは水に浸したみたいになって、いい加減限界だった。
シャツも汗ですっかり透けてしまい、女性ならまだしもビジュアル的に厳しい。
そろそろ聞き飽きていた耳がどうにかなりそうな蝉の声を背に、俺は既に疲れ切った体を冷気という期待に躍らせながら室内に足を滑らせた。
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