58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/16(土) 12:21:27.22 ID:W/t+0/1n0
―――――――。
それから――――。
玄さんは依然行方不明のままだった。
私自身、彼女に少なからず関係を持ち、特別な感情を抱いていた者として、彼女の安否が心配でならなかった。
もし尭深の存在が無かったら、と思うと…この身が張り裂ける思いだった。
この私でさえそうなのだから、実の姉である宥の感情はこんなモノではないはずだ。
私はそう思い、宥に付き添いながら、彼女が少しでも早く立ち直るように努めた。
だが宥は思ったよりも憔悴している様子はなく、最初こそ疲れた表情を見せていたけど、少し経つと落ち着いたのか、今までとあまり変わらないように見えた。
【あんな事】があったというのに……。
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